違い
- primary・・・1番目に主要な (段階・順位がある中で最も大切な)
- principal・・・only 主要な (他に主要なものが無いほど大切な)
例文・キーポイント
【primary】
Our primary goal is to give students some interest.
(私達の(1番目に)最も大切なことは生徒に関心を与えることです。)
Secondary, we will tell them how to study.
(2番目に重要なのは勉強の仕方を伝えることです。)
Tertiary,・・・
☆primaryは1番目にという意味がキーワードとなります。
secondary(2), tertiary(3), quaternary(4), quinary(5)…と続きがあります。
この単語ご存じでしたか?💦私は3番目以降、耳にしたことすらありませんでした。
【principal】
The principal task of the English teacher is to raise students as independent learners.
(英語教師の(他になく)大切な課題は生徒を自立した学習者に育てることです。)
※発信者の思考、意図による
☆principalは(2,3番目など他になく)という意味がキーワードです。
☆また人や役割に使用されます。
※このprimary と principalの使い分けは、発信者の思考や意図が介入するので、
受け取り側でどちらが正しい、間違えの判断をするのは難しいですね。
よって問題文の作成も難しいのです。。。
学習者の混乱・指導時の注意点
〇学習者の混乱の要因
- 単語帳やその他教材によっては‟主要な” という日本語訳しか記載されていない
- ‟1番目の”というキーワードが強調された例文がない
- 文脈によっては、違和感なくどちらも使用可能で矛盾が生じる
- 単語問題の出題文が曖昧
〇指導時の注意点と工夫
- 上記に書いたことを解消できるような、キーワードを強調した例文を使用する
- ネイティブに確認をとって理論を確かめたり、知識をアップデートしたりする
- テスト作成時に工夫が必要、指導者が説明し切れるかが重要
学習者理解
- 解説を曖昧にしない
- 学習者の気持ちに寄り添う(感謝→共感→褒める)
私は学校現場で、英語が苦手な生徒を基本、2パターンに分けています。
1. やる気がない
2. まじめ過ぎる
2. のまじめ過ぎる学習者は、自分が学習した内容とクイズの間に矛盾を見つけ、その矛盾と曖昧な解説によって英語自体に苦手意識を覚えてしまいます。
彼らには ‟分からない” を流すことが難しいのです。
ここで、指導者も出題する責任が問われます。
出題するなら解説を曖昧にしない。問題を工夫する。自身も知識をアップデートしていく。
また、疑問を投げかけてくれた学習者に対しては
感謝・共感・褒める が大切だと日々実感しています。
☆感謝…生徒は指導者を信用、期待して質問してくれています。それに対して感謝を。
☆共感…プライドは捨て、「細かいルールだよね…先生もまだまだ勉強中!」などと、
同じ学習者目線で答えること。
☆褒める…疑問に思えること、伸びしろ、質問ができることなど…
褒められるところは沢山あります。褒めること!!!
学校現場の先生へ
多忙な中、1つの授業を組み立てるのはとても大変なことです。
1つの授業だけでも、教材研究→問題選択→資料作成→授業→確認 どれだけの労力が必要か…
手や頭が回らない日々が多いですよね。
ただ!生徒の反応が良ければ、その労力も輝かしいものに変換されると考えています。
曖昧な問題、解説にしないこと が生徒や指導者(自身)の満足度に繋がります。
なるべく学習者の目線で一度問題を解き、曖昧な問題、解説に修正を加え、
自信を持って生徒と向き合うことで心地よい授業ができます。
一緒に工夫をシェアして、自分達のために頑張りましょう(>_<)!
コメント