be / stay 違い
☆ be ・・・いる(状態)・・・(存在するエリアの範囲が広い)
☆ stay・・・留まる(行動)・・・(存在するエリアの範囲が限定的)
どちらも、「ある場所に存在する」 という意味では ”いる” と訳すことができます。
be = stay と思いがちですがそうではありません。例文で違いをイメージしましょう↓
例文問題
① be / stay ?
A: Do you want to go to America someday?
B: Actually, I have ( ) to America before! I hope I can go there again.
② be / stay ?
A: I want to go to one of the Hilton Hotels !
B: I have ( ) there for two days on business.
The night view was great. I want to go there for sightseeing next time.
答えと解釈
① be / stay ?
A: Do you want to go to America someday?
B: Actually, I have been to America before! I hope I can go there again.
“~に行ったことがある” 凄く馴染みのある表現( ´∀` )
この会話では行った状態(経験)のみ注目していて、具体的な場所や情報はないですよね。
Bさんはアメリカに留まった経験はないかもしれません。
飛行機の乗り継ぎだけでも行ったことにはなりますもんね。。。
なので “been” が better です。
② be / stay ?
A: I want to go to one of the Hilton Hotels !
B: I have ( ) there for two days on business.
The night view was great. I want to go there for sightseeing next time.
この会話では具体的な場所、期間、目的が示され、限定的な範囲に留まった行為がイメージされます。
そのため “stayed” が better です。
生徒、学習者の”?”
このブログ記事を書いた背景はこの問題です↓
彼らは今東京にいるはずだ。They should ( ) in Tokyo now.
生徒は be / stay の答えで別れました。同じ日本語訳ができるのでstayを選ぶ気持ちもよくわかります。文法的にはどちらも〇です。ですが答えは 〇be ×stay 💦
なぜでしょう。
この問題のように、具体的な場所や期間、目的が示されておらず、
特定の場所にいた(留まった)とは言えない問題は
いるという状態 に焦点を置いた “be” が適切です。
反対に、存在する場所が留まるという行動を示せる場所、
根拠のある限定的な場所なら( )内には”stay”が適切です。
彼らは今あのホテルにいるはずだ。They should ( ) in that hotel now.
まとめ
☆ be ・・・(存在するエリアの範囲が広い)いるという状態
☆ stay・・・(存在するエリアの範囲が限定的)留まるという行動
☆単語がもつ根本の意味や絶妙な違いを知ると、不自由なく表現できるようになりますね☆
be動詞→状態動詞
その他→動作(行動)動詞
と文法用語で扱われています。
学生時代は英単語を覚えるだけでも大変なのに文法用語まで知るか!!!!と思っていました。
ですが今になって、この文法用語を生み出した人達にリスペクトしています。
文法用語によって、腑に落ちたり、解釈が楽になります。更には表現の幅を広げられます!
ホントに言語学習はいつになっても氷山の一角、その先を見せてくれません。
この悔しさが楽しいんですよね。
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